2011年7月24日日曜日

台湾からこんばんは

どうもお久しぶりの隠者でございます。

いやぁ、すっかり留守にしてしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
隠者はというと、現在台湾出張中です。

久しぶりにBloggerにアクセスすると、なんだか編集画面もすっかり変わっていまして、浦島太郎状態です。

身の回りの出来事としては、退職を決意しまして、会社とも交渉がまとまりました。現在の仕事が一段落ついたところで、客先から撤収し、退職という流れになっています。隠者自身はこの業界に入って客先はいくつか渡り歩いたモノの、一度しか転職をしていません。そのようなわけで、これが2度目の転職となります。まぁ、なんでしょう、人生って色々あるなぁといったそんな気がしています。

さて、本日は、震災の際、多額の寄付を寄せて下さった台湾についてです。
隠者は東北地方で10年以上過ごしており、転勤族の両親に連れられて移動しながら暮らしましたので、一番長く過ごした土地でもあります。

ですので、震災について心痛めていた事もあり、被災者ではないものの、各国の支援の声はとてもありがたく聞いておりました。中でも、台湾については、物価水準からするととんでもなく多額の支援を下さった国です。感謝してもしきれません。

まだ1週間という短い期間ですが、台湾で過ごして思うのは、とても暖かく、親切な人達が多い土地柄だなということです(自動車やバイクに乗っていないときは)。

特に面白く感じているのは、現在の出張先だけしかみていませんが、技術者の現場に女性の数がかなり多くいることです。僕が知るプログラマーの生息地は、たいていが狭く、薄暗く、男臭いというイメージなのですが、こちらは明るい雰囲気です。

話によると、朝は8時半には出社するそうですが、夜は20時には帰りなさいという会社のポリシーがあるようで、生活は朝早く夜も早いという雰囲気です。健全ですね。
日本のプログラマーは、朝は遅く夜も極端に遅いというのが常ですから、この辺りが女性進出の鍵なのかもしれませんが・・・。

出勤は車で30分くらいが普通のようです。夜は早いですが、朝も早い分、総合的にはそれほど勤務時間が短いわけではなさそうですね。でも、早い時間に帰れると、少し気分も違ったりしますよね。

食堂や売店は今いる出張先が特殊なのかもしれませんが、非常に良く整っています。お昼休みはお昼寝する習慣があるようで、多くの方々がうたた寝していました。昼休みにもキーボードを打っている隠者は、少し奇妙にうつるようです。

ちなみに、食事の際台湾の方々と一緒でも気にせずに手を合わせての頂きますや、ごちそうさまが癖になっていましたが、夜の食事会でそれは葬式の時にする事だよという話がでていました。日本だとよろしくお願いしますと拝んだり、感謝したり、お祈りしたりと色々使われますが、何気ない仕草が奇異に映ることもあるようなので、この辺は良く学んでおかないといけませんねぇ。まぁ、あえてやっておいて食事時に聞かれたら感謝や祈りの時にするけどと伝えるのも良いのかもしれませんが・・・。

一度海外の職場というモノを見てみると、日本の習慣や、日本の技術者のあり方、日本のメーカーなんかの見え方も少し違って来る所もあったりします。みなさんも、機会があれば、是非一度、仕事でも海外に出て見て下さい。

特に台湾は、反日感情がそれほど強くはない(お年寄りの方々も、それなりに優しく接してくれる)ので、初めての海外としては良い場所のように思います。