2016年2月22日月曜日

Qt 勉強会 #32 @Tokyo に参加しました

2016年02月20日(土曜日)に Qt 勉強会 #32 @Tokyo を 株式会社 PTP のミーティングルームで開催しました・・・という報告は、いつも鈴木佑さんが行われているのですが、



という事があったため、色々な人から飲みのお誘いがあるそうで


というわけで、今回もhermit4からご報告ということで


簡単な自己紹介


今回の参加者は15人。論文が落ち着いたので久しぶりにこられた方、最近仕事は管理やドキュメンテーションが多くてコードを書きたくてこられた方、飲み会続きでグロッキーな方色々ですが、みんなでモクモクしてました。

オープンソースカンファレンスのお手伝い募集


来週、26日(金)・27日(土)に明星大学で行われるオープンソースカンファレンスにQtユーザー会も出展予定のため、お手伝いの募集をしました。
今回は、予定が空いている人が少ないようでちょっと大変かもしれませんが、お手伝いに名乗りを上げて下さった方は、どうぞよろしくお願いします。



成果発表


Qtのスレッド・メモリ使用量の調査をしていました


Qtの利用するリソースについて調査していたそうです。簡単なCUI/GUI/QMLのアプリケーションを立ち上げてはリソースモニターでみていたそうで、CUIはスレッドは1つ、GUI/QMLは、時間経過と主にスレッド数が推移するそうです。GUIと比べるとQMLの消費メモリ量が多いとの事で、大きめのアプリを作った時にどうなるのか気になる所ですね。

QMLで作成したアプリのデバックをしていました


大学で研究されている方に成果をお渡しする事になっているそうで、あれこれやっているそうです。タブレットで利用して必要に応じて縦横を切り替えるようにしたそうなのですが、縦から横への回転は速いのに横から縦に戻す時に妙に時間がかかるそうで。
勉強会で、プロファイラの話を聞いて、この辺りになにかありそうという所まではいったようなのですが、原因までは突き止められていないようです。
諸々やっていました

作成中のルービックキューブアプリを公開に向けて手直ししました


cmakeについては教えてもらったチュートリアルで少しずつ勉強中
今日の本命で現行のランバート反射のアルゴリズムに異論を唱えている方の動画を見ながら自分でアルゴリズムを考えてみるというを実行中。実際に影を当ててみながら検討中とのことです。
なお、最初は有償にしようかと悩んでいたルービックキューブはバイナリ無償公開として、ソースコードについては、欲しいという人がいたら考えようかなっという所だそうです。楽しみですねぇ。

Qtのスタイルシートについて調査し


Qtはスタイルシートを使ってデフォルトのGUIをカスタマイズできるのですが何がどこまで変えられるのか調査してたとの事です。
Qtとしてはあまりメンテナンスされていない部分で、QStyleを使った方が良いというコメントも出ましたが、みんな割とちょっとした所で使ってみてる人がちらほらと。
hermit4も、ちょっとした所を動的に変えたい時に使ってたりします。

QMLでグラフを表示する部分を実装していました


先月はBluetooth通信部を実装していて、今月はそのデータをグラフ化する部分に着手とのことで、着々と進めていらっしゃるようです。職場ではQtは少数派らしいので、ぜひ頑張って欲しい所です。

自作のテキストエディタのデバック中です


JavaScriptでプラグインを作れるテキストエディタの開発の続きだそうで、現在はハイライトの処理のデバック中だそうです。他のエディタの言語ルールを利用できるようにしている部分の処理がなかなか複雑だそうで、バグが取り切れて居ないとの事。
有償を検討しているそうですが、近日中にはリリースしたいとの事で期待したいです。

NVIDIAのK1にCUDAのささっているボードと格闘中


しばらく寝かせていたボードで、車載向けのSOCであるK1にCUDAの刺さっているものについて、qt.ioのブログに色々書いてある内容をなぞりながら、使ってみようと格闘して居たとの事。ブログの方法はCUDA部分もqmakeでなんとかしようとしているのですが、他の方からCUDA部分はEclipseでライブラリ化してしまってQtアプリとはリンクするようにする方が楽ですよとのコメントがありました。

QLocalServerの使い方を学習していました


QLocalServerの使い方を復習していたとの事です。昔使った際は、不意に落ちるとLinux/Macではテンポラリファイルが残って使えなくなるためそこで利用を断念していたそうですが、現在はQLocalServer::removeServerが用意されて解決できるようになっていたとの事です。

QWebChannelについて調べていました(*QWebSocketじゃなかったので訂正)


まずはSlackでSibukawaさんが報告されていたGoとQtを密結合するためのLocalSocketというプロジェクトのドキュメントに見つけたtypoのpull requestを送った後、QWebChannelについて調べていたとの事です。用意したHTMLを開いたブラウザとQtアプリケーション間で通信ができることを確認した後、GoogleMapを表示したQtアプリからマップの移動を検知させる仕組みを作りたい・・・・と思ったのですが、うまく行かずにあれこれやっていたとのことです。
hermit4もQWebChannelはなかなか興味深いので今度使ってみたいなと思ってます。

ラズパイで動く時計アプリの作成中です


もともとPalmで動いているお気に入りのアプリがあったそうなのですが、ラズパイでも使いたくてラズパイ向けに一から実装中との事です。少しずつ機能を増やして行く予定とのことで、完成が楽しみですね。

論文作成用のグラフ出力ツールを作っています


論文にのせるグラフを簡単に作成できるようにしたいとQtアプリからPythonのライブラリを使って簡単にグラフを作成出来るツールを作っているそうです。もう実際に動作していて、論文に使うグラフを作成したそうで、公開する予定もあるそうで、非常に楽しみですね。

go-qmlの勉強をしていました


go-qmlをやってみようと簡単なお試しをしていたとのことです。その他、QtCreatorの見た目を変更したいと思ってCSSと格闘中との事。

Konquerorのカスタムのために調査中


最近のブラウザはセキュリティや変なサイトを開いた時のハングアップを防ぐためにタグを開くたびに内部的には新しいプロセスを使い、表示だけを一つに見せていますが、Konquerorは古い実装のために1つのプロセスになっているため、その辺りを直したいと勉強中との事です。
Qt4は、QX11EmbedWidgetがあったのですが不具合もあってパッチを本家に投げたりしていたのですが、Qt5では無くなってしまっている事もあって、他の方法での実装を検証中との事です。

GoogleDriverのAPIで遊んでいました (*OneDriverはhermit4の記憶違いです)


今日は特に何も考えずに来てしまったので、Google DriveのAPIで遊んでいましたということのようなのですが、実は発表の最中にMac Book Proがクリックを受け付けなくなるというトラブルが発生していてよく聞いてませんでした。ごめんなさい。

hermit4はというと


商用ライセンスを使って最新のQt Chartを試してみていました。
Qt 5.7からはQtにGPLライセンスで統合されるとの事で、現在、コードは既に公開されています。商用ユーザーへの優位性を残すためか、残念ながらLGPLにはならないので、GPLを採用しない人には使えませんが、GPLを使ったアプリではちょっとおしゃれなグラフの作成を楽しめます。
なお、オープンソースカンファレンスでは、GPLでソースが公開されていますので、商用版でビルドしたexampleですが動かしているのをお見せしようかと思っています。気になる方はぜひQtブースにお立ち寄り下さい。

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