2011年4月1日金曜日

できることから・・・

大変お久しぶりな隠者でございます。
皆様、ご無事に過ごしておられるでしょうか。今日は、技術日記をお休みして、すこしばかり仙台についてを書きたいと思います。

もともと、納期が間近で3月は忙しかった所に、突然古巣の宮城近郊を大地震が襲いました。人生の3分の1を仙台で過ごし、大学も仙台で通っていたものですから、友人、知人の消息が気になってしまって。自宅の近郊や職場では何度か停電もしているため、仕事も先に進まずですが、色々と心配事も重なって、少々きつい日々を送っていました。

特に、就職して仙台を離れる直前までは、若林区に住んでいたこともあり、その惨状には心が痛む日々です。数人の友人たちとは連絡が取れましたが、大学時代にお世話になった方々や、気仙沼、福島近郊で職についた方々とは連絡が取れず、馴染みだったあの店の現状等も、わからないまま今日に至っています。

大学卒業後は仙台を離れてしまい、忙しい仕事に追われるようにして暮らしていたため、すっかり疎遠になってしまっていたので、こうなってしまうと連絡の取りようもない状況です。連絡が取れていない方々も、なんとか無事にいて欲しい、そう思うばかりです。

そんな中、本日届いた仙台在住の友人からのメールには、概ねこんなことが書かれていました。

  • 基本的に物資が全く足りていません
  • ガソリンは2時間〜6時間並んで買うような状態。場所によってはリッター200円
  • お店の中はがらんとして品物がほとんどない
  • 沿岸部では、ちぎれて転がった遺体、電柱や木にひっかかった遺体、目を見開いたまま車のなかで発見される遺体等、地獄絵図です
  • 空港も新幹線もなくガソリンもなくて車が使えないので帰省も難しい
  • 自宅にはまだガスが戻っておらず、震災以後、シャワーのみの生活です
もちろん、同じ市内でも被害の大小はあり、品はなくても普通に近い生活を始めてる方もいるとのことですが、映像にもならず報道されない現実が、やはりそこにはあるようです。

友人は不動産関連のお仕事ですから、おそらく、管理している建物を回るため、市内を色々見てらっしゃるのかと思います。毎日苦情が大量にきて気が狂いそうだと書きながらも、自分はまだ大丈夫、まだまだ困っている人もいますから、ほんの少しでも構わないので、被災地にできることがあればご協力下さいと締めくくられておりました。

エイプリルフールだよって最後に書いてないかなと、すこしばかり不謹慎な希望ももちましたが、これが、被災地の現状です。

僕も含めて日本人の欠点として、今、報道で一番流れる話題には興味をもつけれど、少し古くなった事を忘れてしまう所があります。原発の事、計画停電の事、関東に住んでいてもきついこともあるけれど、できれば、現地のことを思い、できるご協力はぜひお願いしたいと思います。日本赤十字社さんが義援金を受け付けています。

僕自身、何かできることがあればと、幾許かの義援金を送ったり、こちらへの転居を考えてる知人の相談に乗ったりもしてきました。ただ、どうにもそれが精一杯でして。
体力のないプログラマ。被災地に駆けつけて何かをするなんていう勇気を持たない、この上なく情けない身の上ですから、関東で何かできることはないだろうかと考えた結果、停電の苦労があろうが、仕事のては止めず、税金や義援金に回せるお金を少しでもつくりながら、良いアイディアがあればコードを書こうかと考えています。

アイディアはあるけど、プログラムはできないという方がいらっしゃったら、ぜひ声をかけてみてください。

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