2014年1月2日木曜日

Qtのバグレポートを書いてみました

甥っ子と姪っ子の相手でふらふらの隠者です。この子供達と毎日つきあうと思うと、弟夫婦には頭が下がる思いです。

さて、そんな二人が寝静まった後、先日見つけた間違いのうち、Qt5.2のMac版では、PluginPackageMac.cppが使われていない問題を初バグレポートしてみました。

どうやってバグをレポートするのかについての紹介は以下のサイトにあります。

Qtでは、JIRAを使ってバグ管理がされています。バグレポートを上げるには、まずはJIRAのアカウントが必要になります。アカウントが無い場合、Sign Upから簡単にアカウントの作成が可能です。



アカウントが用意されたら、まずはJIRAのIssueリストで類似の問題が無いか、キーワードを考えて右上のQuick Searchで検索してみます。が、この検索、デフォルトでCloseされた問題も一緒に検索したり、バージョン指定で検索しにくかったり、いまいち使いにくいですね。JIRAには結構期待してたのにちょっと残念。

まぁ、重複登録しないにこした事はないのですが、考えたキーワードで見当たらなければ仕方が無いので、バグを登録してしまいましょう。

Issueのページには、Create Issueのボタンがありますので、それをクリックすると、バグ登録のページが表示されます。

バグ報告の場合、ProjectはQt、Issue TypeはBugのままで良いです。

Summaryには、バグを簡潔かつ具体的に記載するのが良さそうです。長過ぎたり、曖昧だったり(うまく動かないみたいな記載は駄目)するのは良くないです。
 
Affects Version/sには、問題が発生するバージョンを記載します。今回は、Qt 5.2.0の検証のために、v5.2.0をチェックアウトしたコードで試したので、5.2.0を選択しました。

Component/sでは、問題の根本原因と思われるコンポーネントを選択します。今回は、WebKitを選択しました。

Descriptionは、説明になります。一般的には
・何をしたのか1ステップずつ再現に必要な手順を記載する
・何を期待したのか記載する
・何が起きたのか期待する
といった事を書くと良いようです。

Environmentは、問題の再現した環境の説明になります。
・使用しているコンパイラ名とバージョン
・使用しているOS名とバージョン
・Qtのバージョンやその構成(ビルドしたQtならconfigureのオプションとかも入れるとよさそう?)

今回は、問題の原因に近い部分まで探っていたので、Descriptionについては、どこの変更が原因で、何が動いて、どうなったのかを、なんちゃって英語で軽く書いて見ました。こういうの書くと、英語のスキルの無さが露呈して、悲しくなりますね・・・。

https://bugreports.qt-project.org/browse/QTBUG-35899

入力して3日も立たずに、これを試してくれというメッセージが追加されました。

https://codereview.qt-project.org/#change,74564

修正内容は、おおよそは調べていたものと同じですが、こちらで考えた修正では足りてない部分もあったようです。まぁ、残念ながら実家の貧弱な回線だとgit fetchがさっぱり終わらず(というか途中で止まる)、まだ試せていませんが、自宅に帰り次第試してみたいなと思います。

まぁ、上記で記載したバグのレポートが、Qtのプロジェクトに貢献する一番楽な部類になるのではないかと思います。さらに進んだ貢献をしたいという方は、以下のURLを参考にがんばってみて下さい。

http://qt-project.org/contribute


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