2014年1月6日月曜日

はじめてのReVIEW読了

正月早々3日坊主ならぬ2日坊主だった隠者です。

いや、年末年始の甥っ子姪っ子の攻撃ですっかりHPがゼロでしたので・・・。
コミケで買って来たおもちゃの猫絵のお札をプレゼントしたら、同じ額の本物のお札欲しいなって幼稚園児にねだられて困りました。1万猫が5枚、五千猫が5枚、千猫が5枚ですからねぇ。
どうやら、お駄賃とかでお金を蓄えさせて、欲しいものは自分で買わせてるとの事で、幼稚園児なのにお金に興味津々のようでした。あの年頃は、紙のお金で売買ごっこなんじゃないのかな。ゲーム買うにはあといくらで・・・を真面目に計算する幼稚園児は怖いです。

さて、コミケで売り子をやっていたので、開店直後にテクブのブースに並んで、テクブ本購入してきました。

中でも、一番気になっていたのが、ReVIEW本です。
ReVIEWは、軽量マークアップ形式であるReVIEW記法を使ってテキストベースで書いた内容をEPUBやPDFに変換してくれるツールです。

実は、隠者のお客様はドキュメントについての定型というものがありません。人によっては、Textで書く人、Wordで書く人、HTMLで書く人をはじめ、Excelで書く人や中にはPowerPointで書く人までいる状況でして。正直よくないと考えています。
そこで、お客様にこの辺りのドキュメントのフォーマットを統一できないかという話をしたくて、だいぶ前にこの手のツールを調べていました。

既に個人的にはReVIEWではなくSphinxを使ってドキュメントを用意するようにつとめているのですが、TLではReVIEWを使っている人が多いようなので、もしかしたらReVIEWの方が国内では流行るのかもという気もしていて、今後の動向が気になっています。

ReVIEWは、Rubyのソースコード完全解説本や、Rubyを256倍使う本の無道編の著者である、青木峰郎さんが作成され、現在は、独習○○系本で良く名前をお見かけする武藤健志さんをはじめとする方々がメンテナンスをされている、書籍を書く事に重点を置いて作成されているツールのようです(調べてたくせに制作者がこの方々とは知らなかった)。

ReVIEW本では、環境の構築から、簡単なドキュメントの生成、スタイルをつかった整形まで、電子書籍等を作る場合に必要になりそうな基礎がしっかり入っていました。
特に、悩みそうなスタイル部分と、コマンドの解説のあたりは重宝しそうです。

ちなみに仕事で使うつもりといったSphinxですが、こちらはPythonで書かれたツールで、reStructuredText記法を使ってテキストベースで書いた内容をHTMLやPDFやEPUB形式に変換してくれるツールです。まぁ、ReVIEWと思いっきりかぶっているのですが、使った感触では、ReVIEWは書籍のような出版系に、Sphinxの方はHTMLベースでの運用も含めた仕様書やマニュアル系に向いている気がしています(注:個人的な感想ですが)。

ReVIEWの方の調査は半端で止めてしまった(というか、仕事の環境の都合で早めに断念した)ため拡張方法は不明ですが、Sphinxはいろいろと拡張できるように設計されているようで、拡張モジュールもいくつか提供されていて、特にテキストでの表記から図を生成できる、blockdiagとかmscgenとかinheritance_diagramとか、慣れは必要なものの便利な機能もあったりします。

取っ付きやすさと面でいうと、機能がしぼられている分、ReVIEWの方が取っ付きやすいように思いますけど、仕様書のために使いたいと思うと、少し物足りない感がありますね。

ただ、Sphinxの残念なところは、PDF化の時に、なんだか思い通りに出力させるのが大変だった気がしています。とりあえず、仕事上はHTMLでも十分な感じなので、一応は満足しているのですが。

何にせよ、どうせなら仕様書もテキストベースに切り替えて、きっちりバージョン管理したいものですねぇ。

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