2012年12月31日月曜日

今年も無事に暮れましてお疲れさまでした。

実家で引きこもり中の隠者です。いえ、帰省してるだけですけどね。

TLでコミケ参加者の若さをうらやましがりつつ、実家で一人お留守番を命ぜられてまったりしています。そんなわけで、珍しく日中にブログ書き。

今年は、個人事業主に戻っての1年でした。個人事業主の寄り合いみたいな小さな会社経由で仕事を受けているのですが、ま、仕事探しは基本自分でやる事になってますし、顧客との契約があって初めて報酬が支払われる形式ですので、フリーランスのようなものですね。みんなで良い顧客をそれぞれ捕まえて、何れ若い人を育てたいよね、何か面白い開発もしたいよねって話はいつもしていますが、まだ、それぞれ生きる事に精一杯な感じです。何事も先立つものなりアイディアなりが重要です。

フリーになってからは、以前より一層緊張感を持って、多少無理を押してでも成果をあげようと努力してきました。緊張感の中で少しばかり無理をしすぎている気もしましたが、なんとかかんとか、1年は仕事が途切れずにやってこれました。

結構忙しい常駐勤務になってしまったので、複数仕事を受けられないのが辛い所ですが、来年もこの調子で、仕事途切れずに頑張りたいものです。

勉強関連としては、来年から横浜Android PF部がAndroidの垣根を越えて、色々扱いましょうという事になりました。業界が成熟してきて、仕事で深い人は十分深くやっているし、プライベートでなかなか話せない事が増えてきた人もいます。そんなわけで、発表者を集めるのに、最近部長が苦労されています。

以前は、飲み会でこのあたり知りたいんですよねって人がいると、次回発表お願いしますっていって無茶振れたのですが、参加者が固定化してくるとどうしても。

隠者自身、興味を失ったわけではないけれど、仕事に追われてなかなか発表も準備できませんし、もはや隠者程度が趣味でうろちょろしなくても、完成度が高くなったAndroidがそこにあり、趣味で画像入れ替えられるJCROMがあり、多くの情報がWebで流れて、仕事でやってる詳しい人もいる以上、忙しい中わざわざ二番煎じする事もないかなという気がしてきています。そんなわけで、隠者は、Wayland辺りを中心にしばらく攻めてみたいなと思います。

また、関東Qt勉強会は、主催が暇村村長から、鈴木さんに移行しました。いや、出発時点を考えると、隠者ががんばらなきゃならなかったのでしょうが、自分のブログでさえこの有様な現在、なかなか手が回らなくって。サイトの更新もさっぱりで、@luyikei さんにも怒られちゃいました。ごめんなさい。

来年は、仕事のペースを徐々に落として、勉強時間も作り、なんとか仕事オンリーな生活を脱却して立て直したいなと思っています。

それと、とあるものの開発もやりたいなと思ってます。過去のトラウマから、フリーソフトとか出すのは大嫌いなんですが、友人、知人が色々楽しそうにやってるのをみると、こそこそ自分だけで楽しむのはやめてもっと大きくみんなで遊べるものを作りたいなとも思う訳で。まぁ、まだまだ勉強段階なので、こちらは形になってきたらご報告ということで。

そんなわけで来年は、ちょっと新しい方面へのチャレンジな一年にしたいなと思います。

2012年12月30日日曜日

silkのディレクトリ構成等をぼーっと眺めてみる

silk学習中の隠者です。
さっくりファイル数を数えてみたのですが、予想以上に多いです。

ファイル数・・・・何と862もあります。これ、一人でコーディングしたんだろうか・・・task_jpさん。

1. ディレクトリ構成
  • contents
    • errors
    • root
    • tasks
  • demos
    • blog
    • carpet
    • minimal
    • ssso
  • etc
  • qthttpserver
    • examples
    • src
  • src
    • imports
    • lib
    • plugins
      • mimehandler
      • protocolhandler
    • silk
2. プロジェクト構成
  • silk.pro [subdirs]
    • src/src.pro [subdirs]
      • lib/lib.pro [lib] : libsilk.so
        • include(../../silklib.pri)
        • include(../../qthttpserver/qthttpserver.pri)
      • silk/silk.pro [silkapp] silk
        • include(../../silkapp.pri)
        • include(../../etc/etc.pri)
        • include(../../contents/contents.pri)
      • plugins/plugins.pro [subdirs]
        • mimehandler/mimehandler.pro [subdirs]
          • qml/qml.pro [silkplugin]
            • include(../../../../silkplugin.pri)
        • protocolhandler/protocolhandler.pro [subdirs]
          • http/http.pro [silkplugin]
            • include(../../../../silkplugin.pri)
      • imports/imports.pro [subdirs]
        • Silk/Silk.pro [subdirs]
          • HTML/HTML.pro [silkimports]
            • include(../../../../silkimports.pri)
          • CSS/CSS.pro [silkimports]
            • include(../../../../silkimports.pri)
          • JSON/JSON.pro [silkimports]
            • include(../../../../silkimports.pri)
          • Utils/Utils.pro [silkimports]
            • include(../../../../silkimports.pri)
          • Cache/Cache.pro [silkimports]
            • include(../../../../silkimports.pri)
          • Database [silkimports]
            • include(../../../../silkimports.pri)
          • SMTP [silkimports]
            • include(../../../../silkimports.pri)
          • OAuth [silkimports]
            • include(../../../../silkimports.pri)
          • Process [silkimports]
            • include(../../../../silkimports.pri)
    • contents/contents.pro [app, silkdeployment] phony_target
      • include(../silkdeployment.pri)
    • demos/demos.pro [subdirs]
      • blog/blog.pro [silkapp] blog
        • include(../../silkapp.pri)
ちなみに、あちこちからincludeされているpriファイルは、以下のようなincludeをしています。
  • silkapp.pri [TEMPLATE=app]
    • include(./silk.pri)
    • include(./silkrpath.pri)
    • include(./src/lib/lib.pri)
  • silkplugin.pri [TEMPLATE=lib]
    • include(./silk.pri)
    • include(./src/lib/lib.pri)
    • include(./silkrpath.pri)
  • silkimports.pri [TEMPLATE=lib]
    • include(./silk.pri)
    • include(./src/lib/lib.pri)
  • silkdeployment.pri
    • include(silk.pri)
  • silk.pri
    • include(./silkplatform.pri)
demosで有効になっているのは、今の所blogだけかな。
いやいや、なかなかどうして、結構規模の大きめですね。これは、気合いいれないとなぁ。

なお、プロジェクトですが、qthttpserverの下等にも.proはあるのですが、トップのsubdirsに含まれていなかったので除外しています。
qthttpserverは、別プロジェクト扱いにしてあって、別途ビルドできるようになっているようですね。

2012年12月27日木曜日

Qt商用ライセンスの制限事項

Qt商用ライセンスユーザーの隠者です。

本日は、ツイッターでいただいた情報で初めて知った商用ライセンスの制限事項について、まとめて起きたいと思います。


Qtのライセンスについては、以前まとめた通りですが、そのうちのCommercial Licenseに重要な制限がかかっている事がわかりました。

発端は以下のツイートからでした。


  消費者向けの携帯電話、通信機器タブレット製品開発への適用を条項5.3で禁じています。NokiaはDigiaとは独立にこの制約を履行する権利を有しています。商用ダウンロードページにはこのことだけが抜き出して書かれています。


そこで、商用ダウンロードのページにアクセスして確認すると以下のような表記がありました。
隠者の翻訳は「にゅあんすで~」なので、各自必要に応じて真面目に英語を読み直してください。

License update associated with Digia’s acquisition of all Qt rights: 
Associated with Digia’s acquisition of all rights related to Qt from Nokia, Digia have been able to make the license regulations around use of Qt in consumer and end user devices more straightforward:

Digia社のすべてのQtの権利の買収に伴うライセンス更新: 
Nokia社からのDigia社によるQtに関連したすべてのライセンスの買収に伴い、Digia社は、QtのコンシューマやエンドユーザーデバイスにおけるQtの使用関連のライセンス規則をより簡潔にすることができました。

- Use of Qt to develop mobile phones or tablet computers targeted for consumer end users is prohibited 
- 携帯電話や、コンシューマやエンドユーザー向けのタブレッド型コンピュータの開発に(商用版の)Qtを使用することは禁じられています。

- This restriction does not prohibit licensees from creating applications for any devices, including mobile phones and tablet computers
- この制限は、携帯電話やタブレットを含むあらゆる端末に対するアプリケーションの作成を禁止するものではありません。

- Nokia is named as a third party beneficiary for this restriction. Hence, Nokia has the same rights as Digia under the Qt license with respect to the restriction, and Nokia can exercise those rights independently from Digia.
- Nokia社はこの制限の第三者受益者として指名されています。このため、Nokia社はこの制限についてQtライセンスの下、Digia社と同等の権利を有しており、Nokia社はDigia社から独立に、これらの権利を行使する事ができます

Please refer to section 5.3 in the Qt license agreements : http://www.digia.com/Qt/License-Agreements/
Qtライセンス許諾書の5.3項を参照してください。

By clicking the links below you accept the above terms.
以下のリンク(商用版のダウンロード)をクリックしたら、あなたは上記を受託したこととなります。

言い訳がましく、アプリケーションの作成は妨げないと書いてありますけど、商用ライセンスのライブラリを別途インストールしてまで使うなんて、まったく持ってアホな話です。

そういうのは、Qtどっぷりの変態さんたち(ほめてます)のすることで、こんなことやってたら一般の人はQtなんて面倒なライブラリだと思うだけでしょうね。嘆かわしいです。

ともあれ、気を取り直して、該当するライセンス許諾書の該当項目をみると以下の項目が追加されていました。

5.3 Further Requirements

It is expressly acknowledged and understood by Licensee, that Licensee is strictly prohibited from using
Licensed Software for creation of mobile phones or tablet computers targeted for consumer end users.

The aforementioned shall not prohibit Licensee from using Licensed Software for the purpose of creating of applications for any devices, including mobile phone and tablet computers.

Notwithstanding anything contrary to this Agreement, it is expressly acknowledged and understood by
Licensee, that Nokia shall hereby be named as a third party beneficiary under this Agreement with respect to this Section 5.3. Therefore, Nokia shall have the same rights as Digia under this Agreement with respect to this Section 5.3, and shall be entitled to exercise such rights independent from Digia.

The licenses granted in this Section 5 by Digia to Licensee and Licensee Affiliates are subject to Licensee and Licensee Affiliate's compliance with Section 8 of this Agreement.

汚い・・・汚いです。真っ黒くろすけも驚きの黒さです。とか、心の中で思っても、口にしてはいけません。いわゆる、大人の事情というやつなのでしょう。

まぁ、正直なところ、Digia社さんには、販売対象に制限がかかってしまうだけで、メリットの無さそうな条項ですから、買収時にごねられたと見るべきでしょうか。

狙いとしては、携帯電話やタブレット開発用のフレームワークに使う場合はLGPLに制限させたうえで、将来返り咲いたときはその利益を享受したいという気持ち満々な感じですね。いやらしいですね。気持ちはわからなくはないですが、私は、こんな大人には成らないと硬く決意しました*

以前@bluepickyさんがちらりとつぶやいたときに見たDesktop版の許諾書(3.9.1)にはこんな項目なかったんですけどねぇ。確かに、Embedded版にはあったのですけど。


5.3 Further Requirements

The licenses granted in this Section 5 by Digia to Licensee are subject to Licensee's compliance with Section 8 of this Agreement.

ま、ぶっちゃけ、商用ライセンスで携帯電話やタブレット開発する予定は無いのでどうでも良いことだったのですが、Qtを人に勧めて歩く以上、こういう罠ははっきりさせておく必要があるかと思って書いておきました。


*すでに汚いおっさんだろうとか言う突っ込みはなしの方向でお願いします。

2012年12月26日水曜日

デザイン変えてみました


なるほど4時じゃないか!というわけで隠者です。

最近、主にプライベート的につらい事、苦しい事、悩ましい事も結構あって、「だう〜ん」な精神状態になる事も多いので、自分のブログにくると色の暗さに「どこか知らない場所で、楽しいって何か考えたい」とか思ってしまいます。

そんなわけで、少し明るくなれるように、記事のテンプレートをいじってみました。

過去の色の方が好みだというお客さんもいるかもしれませんが、基本、自分による、自分のための、自分らしいブログと考えてやってますので、ご理解いただけると幸いです。

え、何があったのかって?まぁ、まだ現在進行形な事もあるので、語れる時がきたら、その時にでも。

来年は、もう少し気楽に、楽しいこと中心に生きて行きたいところです。

2012年12月25日火曜日

silkビルドしてみました


また間が空いてしまった3日坊主の隠者です。メリークリスマス・・・にはちょっと遅いかな。

さて、@task_jp さんが始めた、qmlでコンテンツを書ける変態素敵なWeb serverのsilkを触りはじめました。とりあえず本日はビルドにつまづいた所を少しだけ。

1. 環境構築

環境としては、Ubuntu 12.10(64bit)版を利用しました。いや、MBPの中にVMのバックアップが転がっていたもので。Qt 5.0.0をビルドするために途中まで準備していた環境ですので、以下の事をしてあります。

$ sudo apt-get install build-essential perl python git
$ sudo apt-get install "^libxcb.*" libx11-xcb-dev libglu1-mesa-dev libxrender-dev
$ sudo apt-get install flex bison gperf libicu-dev libxslt-dev ruby

それと、ビルド途中にエラーになって気がついたのですが、zlibが必要でした。
$ sudo apt-get install zlib1g-dev

Qtはバイナリパッケージを使いました。色々問題があるらしいので、自分でビルドするのが適切なんでしょうが、まぁ、それだと普通の人には敷居が高いので。

$ wget http://releases.qt-project.org/qt5/5.0.0/qt-linux-opensource-5.0.0-x86_64-offline.run
$ chmod 755 qt-linux-opensource-5.0.0-x86_64-offline.run
$ ./qt-linux-opensource-5.0.0-x86_64-offline.run


2.ソースコードの入手

$ git clone git://git.qtquick.me/silk.git
$ cd silk
$ git submodule update --init


3. Build

$ ${HOME}/Qt5.0.0/5.0.0/gcc_64/bin/qmake
$ make

でビルドできるはずでしたが、以下のようなエラーが出ました。

g++ -m64 -Wl,-z,origin '-Wl,-rpath,/home/hermit4/Qt5.0.0/5.0.0/gcc_64:$ORIGIN/../lib' -Wl,-O1 -Wl,-rpath,/home/hermit4/Qt5.0.0/5.0.0/gcc_64/lib -o ../../bin/silk .obj/release-shared/main.o .obj/release-shared/qrc_etc.o .obj/release-shared/qrc_errors.o -L/home/hermit4/silk//lib -lsilk -L/home/hermit4/Qt5.0.0/5.0.0/gcc_64/lib -lQt5Network -lQt5Core -lpthread
/home/hermit4/silk//lib/libsilk.so: undefined reference to `deflateInit_'
/home/hermit4/silk//lib/libsilk.so: undefined reference to `deflate'
/home/hermit4/silk//lib/libsilk.so: undefined reference to `deflateEnd'
collect2: error: ld returned 1 exit status
make[2]: *** [../../bin/silk] Error 1


どうやら、zlibとリンクが取れていなようです。@task_jp さんの環境だと、Qt5のビルド時にQtバンドル版のzlibを使うような指定をしているのかもしれませんね。


どこに入れるのが適切なのかはまだ検討できていませんので、とりあえず適当に以下のような修正でしのいでいます。

--- a/src/lib/lib.pri
+++ b/src/lib/lib.pri
@@ -6,4 +6,4 @@ include(../../qthttpserver/include.pri)
 LIBS *= -L$$SILK_BUILD_TREE/$$SILK_TARGET_PATH/$$SILK_LIBRARY_PATH
-LIBS *= -l$$qtLibraryName(silk)
+LIBS *= -l$$qtLibraryName(silk) -lz

src/lib/lib.pri のLIBS指定に、-lz を追加しました。

2012/12/29 訂正。task_jpさんが対処済みでした。いまは、git cloneしてmakeすればそのまま通りそうですね。

とりあえず、しばらくはソースツリーとか、内部の実装を色々見て行きたいなと思っています。

2012年12月2日日曜日

Qtの情報源について

近いうちにQtの仕事を一部、会社の人間に引き継がなくてはな隠者です。
会社に人間にQtを覚えてもらう必要がでてきたのですが、大問題。Qt Labs Japanが無くなっている。

以前、Qtの日本語情報を仕入れるにはとてもよいサイトなので、英語めんどくさいって人には紹介していたのですが、ついにQt売却による影響が・・・。

でも、ご心配なく。朝木さんのツイートによると、以下の通りです。

Qt Labs JapanはDigiaが引き取ると言うことでデータを渡していますが、再公開は遅れている(?)ようです。 

というわけで、きっと近いうちに復帰するでしょう。
まぁ、会社の同僚N氏には、英語でさくっと読んでもらうことになるでしょうが、現状についてちょっとまとめておきましょう。

最近の動向

Qtは2008年に開発元であったTrolltech社からNokia社が買収し、Qtの開発者はNokia社へ。Nokia社主導の元、ライセンスにLGPLを入れ、大きな注目を浴びていたものの、携帯事業への展開の柱だったMeeGoの開発途上で、スマートフォン競争の激化にさらされMeeGo撤退。

Qtの開発はオープンコミュニティーに移行を始めていましたが、ついに、2011年3月には、商用ライセンス事業をDigia社に売却、2012年の8月に、すべての事業を売却する流れとなりました。


現在の公式コミュニティ・商用ライセンス

・Qt Project - 開発コミュニティー 
http://qt-project.org/

以前は、Trolltech社、その後はNokia主導で行われてきたQtの開発ですが、現在はコミュニティーへと移管されました。
Qt Developer Networkだったものは、現在、Qt Projectに移管されています。

・Digia社 - ライセンス事業者
http://qt.digia.com/

商用ライセンスや、事業としてQtに積極的に開発参加しているのが、Digia社です。
もともとソフトウェア会社だったようで、サポートは予想以上に良いです。

LGPLでお金を払わずに商用利用ができるようになったので心配していましたが、商用ユーザー向けの追加のフレームワーク提供や、バグフィックスを行い安定させたものをユーザーに提供したりと、がんばっているように感じます。

・SRA社 - 日本のQt商用ライセンス販売代理店
http://www.sra.co.jp/qt/
隠者が商用ライセンス買うのにお世話になっている代理店さんです。ほかにも代理店さんはあるようですが、情報が一番充実していたので。


日本のコミュニティ

@luyikeiさんという超若手が、日本全国のQt情報がばらばらに発信されているのを嘆いて、なんとか統一できませんかと動いているサイトです。忙しくなりすぎてしまって、さっぱり手伝えなくてごめんなさい。


Qtのあれこれ(仮)

本日朝木さんからツイートのあったサイト。Qt Labs Japanの続き的なことをちらほらやるとの事ですね。協力者募集とのことです。楽しみですね。


福岡で熱心に行われているQt勉強会です。日本で最初に行われたQt勉強会ってたぶん福岡なんじゃないかな。
Qtプログラミング入門というコンパクトで読みやすい入門本を書かれた津田さんが出入りされている勉強会です。

@himamuraさんが主催されている勉強会で、現状は、Tizenとかと一緒になっていますが、元Trolltechの鈴木さん、朝木さん、オライリー本の翻訳関係やってらっしゃる杉田さんなんかも顔をだされることがあります。

関西Qt勉強会
MeeGo勉強会なんかも熱心にやっておられた@moguriso さんが音頭とってらっしゃる勉強会ですね。まだ盛り上がりに欠けているようなんですが、関西の明るいノリでがんばってほしいところです。

名古屋Qt勉強会
名古屋の重鎮、@androidzaurus 先生や、日本からQt Ambassadorに選ばれた理ログの@IoriAYANEさんなんかがいらっしゃる勉強会です。名古屋おそるべし。名古屋いいなぁ。名古屋こわいとか思います。

松山Qt勉強会
初めてしりましたが、松山でもがんばろうとしている方がおられました。
残念ながら人の集まりが悪かったようですが、がんばって欲しいですよねぇ。


Qt4以降のQt関連書籍

・Qtプログラミング入門

出ているQt本の中では一番薄く、C++経験者がQtをさっくり使ってみるには気楽にできるサイズかと思います。ツールの使い方等はあまり言及されていませんが、実際作ってみる系で良いかと。



・入門 Qt4プログラミング
・実績 Qt4プログラミング


Qtプログラミングやるなら定番の2冊。

ちなみに、実践編の内容は
・WebKit
・QSound,QMovie
・モデル・ビュー
・QtConcurrentによるスレッド化
・QThreadでのマルチスレッドプログラミング
・QTextDocument
・QGraphicsView,
・アニメーションとステートマシーン
といった内容です。まぁ、使わない人は使わないあたりなので、需要があるかはその人次第でしょうか。




・Introduction to Design Patterns in C++ with Qt

翻訳本は出ていませんけど、C++の解説もちらほら入っている、C++入門レベルの人向けの書籍はこちら。とはいえ、プログラミングの初歩程度はある程度できる人向けになっていますけど。




まだまだこんなのあるよっていうような情報があれば、ぜひぜひご連絡ください。

2012年12月1日土曜日

近況報告

はてさて、また3ヶ月放置してしまった隠者です。お久しぶりです。
早いもので、12月になりました。今年も残すところあと1ヶ月ですね。カレンダーをみると、どうにも狐につままれた気分になるのですが、まぁ、悔いても嘆いても今年も終わろうとしています。

お仕事の件

ツイッターでぼやきぼやきしていたのでご存じの方も多いかと思いますが、非常に忙しかったです。

世界全体の景気もずぶずぶと沈みつつあり、特に日本の状況の真っ暗感といったらかなり厳しいところです。

隠者は、結局、個人事業主の寄り合いみたいな吹けば飛ぶ会社の一員として過ごしているので、かなり厳しい状況でしてねぇ。お仕事なくなったら、即無収入というリスクの高さ。

幸いお客様の信頼をいただいて、厳しいながらも、ずいぶん苦労して予算を確保してくださってるようで、まだ仕事を続けられています。その代わり、多少の無茶でもがんばって通す意気込みで行かないとならず、結構無茶な状況が続いていました。

とりあえず、なんとか一山越えて、この後に向けての準備中です。来年は、さらに厳しい一年になりそうですから、お客様の仕事を手伝いつつ、自分でも何かあっても食いつなげるだけの準備をしていかないとなりません。

このまま日本が落ちるところまで落ちれば、重い腰を上げる人、風を切って先頭を歩き始める人も増えて、もう一度盛り上げるために、各所で動きがでるだろうとか楽観視はしていますが。
ともあれ、他人の事より、他人への期待より、まずは自分。たち止まり、過去をうらやましがり、恨み辛みをはき出すだけで満足するような姿は、可愛い甥っ子、姪っ子には見せられません。前を歩いて行けるよう、努力したいです。

体調の件

皮膚病の方は、一進一退ですが、なんとか紫外線治療のおかげで、もう死にたいとか思うところまでは行かずにすんでいます。ただまぁ、治療を受けた後の疲労感と、痛痒さがちょっと辛いところですね。嬉しい事に、デルモベートからワンランク下の薬になりました。

ぜんそくの方は、また咳込むことが増えました。一応空気清浄機兼加湿器を購入し、寝室でかけっぱなしにするようになってから、少し落ち着いてきていますけど。いい加減、もう一度真面目に病院通わないとなぁと思ってます。

勉強の件

Androidで組み込みの勉強をということを中心にしていたのですけど、最近の興味はWaylandに移ってしまいました。
大昔に、お仕事でXlibでアプリを書かなくてはならないことがありまして。いや、組み込み機器にTinyX乗せてで、ツールキット入れる容量がないって話でしてねぇ・・・無茶をしたものです。
あれ以来、もっとコンパクトですっきりしたWindow Systemが必要と思ってきたので、これは!!ということで。

最近、YAPFも発表者が限られてしまってネタ的にも厳しいということで、ほかのプラットフォームなども解禁になるとのこと。来年は、このネタで突っ走りたいなと思っています。

Qtの件

最近の仕事は、Qtから少し遠ざかってしまったので、つまらんとつぶやいたら鈴木さんから手伝ってといわれてしまいました。そんなわけで、とりあえず、仕事で使えそうもないので、当分見送りだったQt5ですが、環境復活してライフワークにしようかなと。
しばらく触って無い間にこちらもずいぶん・・・げふん。まぁ、この話は大事なブログネタなので追々。

ネットワークゲームの件

以前、別の場所で書いたような気もしますが、隠者はネットワークゲームとアニメをほぼ唯一の生きがいにして来ました。何せ、皮膚病で酒もタバコもNGですし、若い頃には、服の下は家族にすら、人目にさらすくらいなら首にナイフを突き立てる方がましという感じで家庭も持ちませんでしたからねぇ。
Diablo,UO,EQ,リネージュ、Diablo2, FF11,AO,EQ2,RiftときてDiablo3と。まぁ、さすがに社会人なので、それほど時間がとれる訳でもないのですが、ちまちまと遊んで来ました。

まぁ、そのようなわけで、ごめんなさい。ブログ書く時間とれなかったのは、夜のわずかな空き時間はDiablo3をちょろっとやっていた事も一因かも・・・いや、勉強の方もやってるのですが、そのアウトプットを出せる程までにはという程度なのですが。まぁ、隠者の精神を安定させるためのお遊びなので、こればかりはという感じなのです。すいません。

初期の頃から色々な人と出会いと別れを繰り返しつつ、驚くことに10年以上、ゲームの世界でつきあってきた人たちもいます。ただ、みんな社会人になり、家庭ができ、子が生まれて、時はどんどん流れてきました。一緒にプレーする仲間は現在わずかに3人。一人はレアポップになり、そしてもう一人とは、ここ2ヶ月、隠者が忙しくなってなかなかログインできなくなったことで、ぎくしゃくとしてしまいました。

丁度、新しいイベントで自分の分を手伝ってもらった後、友人の分をというあたりで、急にログインしなくなりましたからねぇ・・・・ごめんなさいと伝えたものの、まぁ、いろいろなプレッシャーと忙しさで追い込まれていた時期ですから、余計な事言ったりもしてしまいまして。それもぎくしゃくとする原因になった気もしています。長いつきあいとはいえ、さすがに愛想つかされてそうな気もしますが・・・。

もう少し余裕がでてきたら、またのんびりと一緒に冒険してもらえたら嬉しいのですけどねぇ。

明日からに向けて

とりあえず、今日からがんばろうとか思ってます。
明日からと言っといてなんですが、明日は、明日の風にまかせるとして、今目の前でやるべきと思える事を積み重ねる時期かなと。

数年前までは、3年先、5年先、10年先をいつも考えてきました。
けど、どうにも手の出せないところで、とんでもない事が起きていて、さっぱり先行きが見えません。

そんなわけで、どう転ぶかわからない明日の事より、今日一日をどう過ごすのか、それを考えてやっていこうと思います。

というわけで、どうでもよい近況報告で、とりあえず、12月のはじめの日記とさせていただきました。